2016年9月2日金曜日

ローラにすいか割りで頭かち割られてTABOO!と絶句し区役所のオバチャンに誘惑された夜。



▲ダンボール・バット企画!!詳細ブログ下。



「マーキー」という音楽雑誌があった。「あった」ではないか。今も売ってるし。たまに立ち読みする程度でオレの記憶では過去に一度も買ったことはないのでとやかく言える筋合いじゃないのだけれど、数年ぶりに手に取ってまじまじとページをめくって改めて驚いた。アイドルだらけなんだもん。雑誌のカラーが変わったっていうのはなんとなく知っていたけどここまでガラっと変われるもんなんだね、雑誌って。昭和初期から続いている老舗のソバ屋が気が付いたらファミレスに衣替えしてましたっていう。
「マーキー」っていえば古くはプログレ専門の硬派な音楽雑誌からスタートしたハズ。そのあと気が付けば(90年代)いわゆる渋谷系とか言われたちょっとこじゃれた系の人たちやサブカルに片足突っ込んだような人たちが紙面を飾っていたっていうのがオレの記憶の中に残っている。それが今じゃここまでアイドルに駆逐されてしまっていたとは。雑誌名変えなくていいのかね?いくら雑誌が売れないからって、社員が喰っていくためには仕方なかったんだろうけど、この英断というかこのポリシーの無さ、すげぇなぁ。そういえば、BUBUKAって雑誌もそうだよ。もうウン十年前、ダンボール・バットが初めてのCD出したときのレコ発イヴェントを取材してくれて(ゲストは坂本慎太郎くん!)モノクロとはいえ見開きでバーンとノッケてくれたりして、まあ、アングラとエロとなんだかわかんないものが満載の如何わしい素敵な雑誌だったけど、あの雑誌も今ではまっとうな(?)アイドル雑誌に様変わりしてたんでビックリ。まあ、変わったといえば、かつての「宝島」がいい例で、バンドとサブカルの王道雑誌だったのが気が付けばビジネス雑誌になり果てた挙句結局ぶっ潰れたもんね。大変な世の中だ。しかし、いつまで続くんだろうねアイドル・・・いや、地下アイドルっていったほうがいいのかな、どっちでもいいけど、もうそろそろこのへんで収束していただきたいのが正直な気持ち。
ところで、「雑誌名変えなくていいのかね?」ってことに絡む余談だけど、かつてはチープで胡散臭い中国雑貨を販売していた有名チェーン店「大中」・・・オレも昔はよく通っていた・・・も、数年ぶりに行ってみたら、原宿あたりに行けばそこいらじゅうにあるようなフツーの女子高生相手のファンシー(?)雑貨屋に成り下がっていたのでびっくり、というか腹立った。まあ、中国のブリキ製のおもちゃだの電池で動くパンダとか売っていても今の時代商売が成り立たなくて路線変更したんだろうけど、店名変えて欲しいよね。せめて「小中」とか・・・。それはかの「文化屋雑貨店」も然り。あのいかがわしさ満載の店内、昔から好きだったのに、こちらも今じゃ小ぎれいになっちゃって何の店だかわかんない変わりっぷり。草葉の陰で創業者は泣いているんじゃないだろうか?店名を変えるべきだと思うが如何か?それがかつてのファンの願いです。
話が逸れたけど、本屋行っても音楽雑誌コーナーへもめっきり近寄らなくなったなぁ。たまにレコードコレクターズとかペラペラめくるぐらい(今月号の表紙カッコいいね。ボズ・スギャッグス!・・・でも買わなかったけど(笑))。読める(読みたくなる)雑誌自体減ってるし、アイドル然り、最近の音楽には全く興味ないし、表紙に坂本慎太郎だの曽我部恵一だのの顔写真や文字が踊ってる雑誌なんて絶対手に取りたくないじゃん(笑)。自分のライバルがちやほやされてるの見せられたってさ(すみません、勝手にライバルと思ってます)。
今月号のミュージックマガジン。特集でクレイジーケンバンド。横山剣さんデヴュー35周年だとかで、インタヴューとともに、剣さんがこれまで参加したり係ったバンドやプロジェクトのディスコグラフィーが載っていた。もちろんハナッから期待なんかしてなかったけど、「一応」年のため手に取ってめくってみる。万が一ってこともあるかもしれないし・・・という、オレの淡すぎる期待は秒殺された(笑)。一応、アルバム6曲のうち5曲は剣さんプロデュースだし、そのうち1曲には剣さん自身曲に参加していただいているんだけど。当然、ウチ・・・ダンボール・バットのアルバム「未来ブティック」(2002 P-VINE)は載っていませんでした。オミットされておりました。無かったことになっているんでしょうね、あのアルバムは。おまえなんて生まれてこなければよかったんだよ、って地球上の人たち全員から言われているようななんとも不運というかどこまでも悲運のアルバムであります。かつてはこんなPVも作らせていただきました(当然、自費で作ったものですが)▼。懐かしい。久しぶりに観たなぁ。思わず手を合わせて拝んでしまった。

台風一過。夏も終わりだな。夏らしいことなにもしなかったな。え?海でも行けばよかったと?ローラみたいなビキニギャルとスイカ割りでも?フンッ、日本一海が似合わない男がナニ言ってんだろ。インドア派だからいいんだよ、別に。いずれにせよ、いまだ無職のオレにはどこかへ遊びに行けるような経済状態にないことは確か。大事なレコードだの本もだいぶ売ったな。もう売るもんねぇよ。血でも売れと?血液検査で自分の血見ただけでぶっ倒れるオレには無理だな。それにsても、もう、9月だよ。どーすんのかね(笑)。社会復帰無理だよ、もう。とはいえなんもしてないわけじゃないんだよ。ちゃんと、求人サイトとか登録して応募したり、ネクタイ絞めて面接行ったりもしてるし、派遣会社の登録とかも行ったりしてるんだけど、怪しいオーラ出してる無能なオッサン、雇ってくれるとこなんてないってよ。非情だね、この国は。早く滅亡すればいいのに。もう仕事探すのも疲れた。
このまえ、とある手続きをするのに杉並区役所行ったの。そしたら窓口のオバチャン(推定55歳)・・・ちょっと区役所には似つかわしくない派手な格好とメイク・・・が話好きで、手続きはすぐ終わったのになかなか席を立たせてくれない。「あら、今、無職なの?」「どんな仕事探してるの?」「デザイン関係?」「ああ、そうだと思った。そんな雰囲気だもんね」(←笑)「大変ね。でも、今ほんと不景気よ。若者も職が無いっていうし、そこの商店街だって古い店はみんな潰れてドラッグストアしかないじゃない」「なにがアベノミクスよね。一部の人だけじゃない優遇されてるの」・・・と、延々と話が止らない。ここは「スナック」だろうか?悪い酒でも飲んだっけ?いやいや、区役所のはずだ。しまいには「わたしが社長だったら今すぐ雇ってあげるのにぃ~」と言い出す始末。オレはただただ苦笑いしていた。うむ。オバチャンに気に入られてしまったのだろうか?スナックのママのトークにすっかり生気を吸い取られぐったりして区役所を後にしたのだった。

9月17日(土)、久々のライヴが近づいてきた。今度のライヴで初披露する新曲がある。「モスキート・ロック」ってやつ。ちなみに、初披露のカバーも2曲やる。エンニオ・モリコーネとジュリー(沢田研二)の曲(どういう選曲のセンスだ!?)。モスキート・ロック・・・タイトルがすでに意味不明だ。いつものことだけど。モスキートとは「蚊」のこと。蚊のロックだよ(笑)。言葉(単語)の意味より、その言葉の響きが気に入ってそれをタイトルに使うってことがけっこう多い。蚊がどーのこーのっていうわけじゃなくて「モスキート」って響きがなんか気になったんだろうね。昔書いた詩があったんで、それを新しく作った曲にノッケてみたの。曲のイメージ的にはJAPANを念頭に作ったんだけど、冷静に聴けば全く似ても似つかない(笑)。デヴィッド・シルヴィアンを意識してネチッこく歌ってみたりするんだけど、全然違う。ほんとうは、ベースもミック・カーンばりにフレッドレスで弾いて欲しいんだけど(笑)。あとは、ロキシー・ミュージックの2ndアルバムのジャケのイメージもちょっと入ってるかも。あの、デカダンな夜の感じ。え?よくわかんない?まあ、お楽しみに。

そして、つい2,3日前に出来たばっかりの最新ナンバーがこちら。
オレが自宅で一人で弾いて録ったショボショボのデモ音源をそのままYOU-TUBEに上げただけのもの。DTMなんて使ってないからね、ヘロヘロだよ。しかし、後半音を重ね過ぎてすでにバンド(ライヴ)で再現不可能(笑)。こういうとき、バンドにキーボーディストがいないのがほんと辛い。オレの歌いながらの拙い鍵盤だけじゃ限界がある。パーカッションの担当のブラジルにも強引にキーボード弾いてもらおうかと考え中。
毎度毎度の自画自賛で恐縮ですけど、いい曲だなあ、と(笑)。仮唄入れながら泣きそうになってる馬鹿です。曲名は「たぶん、今夜はTABOO」。これもだいぶ前に書いた歌詞なんだけど、「たぶん」と「TABOO」の言葉の響きを掛けている。韻を踏むってほどじゃないけど。詩を書いた当初はピアノ弾き語りのイメージだったかも。第二次世界大戦前夜のドイツの場末の酒場で娼婦崩れの歌手がやさぐれた感じで歌ってる・・・みたいな(笑)。ライザ・ミネリの「キャバレー」とか・・・いや、もうちょっと退廃的なイメージかな。でも結局こんな曲になったけど、結果的に退廃的な感じは少しは出ているんじゃないかと。これをライヴでどう再現できるのいか、それが問題だけれど。おれの影響を受けたヴォーカリスト・・・たとえばマーク・アーモンドであるとか、スティーヴ・ハリー(コックニー・レベル)なんかに歌ってもらいたい(もちろん前川清(クールファイヴ)もいいが後半のファルセットは無理だろうな。)。そう、オレは元来ネチっこい歌唱が好きだ。爬虫類系というか粘液系というか。まあ、性格もネチっこいからね、オレは(笑)。それはともかく、こういう曲はやっぱりフルオーケストラをバックにライヴをやりたい。ついでにいえば合唱隊も必要だ。さらに少年少女合唱団もいればありがたい。スティーヴ・ハリーが名曲「セバスチャン」をフルオーケストラをバックに歌う動画を見たときには失禁したものだが、オレもフルオーケストラをバックにテメェーの曲を熱唱中にぽっくり大往生で死にたい。死なせてくれ。それがだめなら、熱海の砂浜で、ローラとスイカ割り中にローラの振り下ろした棍棒で頭かち割られて死にたい。

嗚呼、もう仕事探ししたくね。


追伸:
今度の9月17日のライブ会場で新作Tシャツ先行販売いたします。ご期待ください。
なお、ライヴは前売り予約はございません。当日券のみです。入場できなくなることはありませんが、お時間に余裕をもってご来場いただければと思います。




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今夜のBGM


オレの葬式のときにはこの曲を流してくれ。ラジカセでいいから。ただしフルヴォリュームで頼む。
わが師、スティーヴ・ハリーが率いたコックニー・レベルの1stと2ndは、ブリティッシュ・ロック史にその名を刻むデカダンな至宝。どこまでも堕ちて行け、阿呆ども。



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【ダンボール・バット】ライヴ

9月17日(土)@大久保「ひかりのうま」
※JR総武線・大久保駅・南口改札より徒歩20秒!!
http://hikarinouma.blogspot.jp/?view=classic

DANBALL BAT presents
【爆裂!土曜音楽館 2】
~ジュリーとインベーダーゲームと竹の子族が笑った夜~
ダンボール・バット新作Tシャツ先行販売!

PM7:00 OPEN /PM7:30 START
※当日券のみ¥2000+1drink代 
※前売り予約はございません。


出演順に
①エーゲ海
(シシハラ慎太郎+嶋田真由美
②キンキ-・サロン
③ダンボール・バットfeat.AYAKO
★フィナーレ・コーナーあり

ライヴのお問い合わせは▼こちらのフォームからどうぞ。






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ダンボール・バットの最新アルバム
「壊れたカセットはAOR」
お求めは下記の各サイト、店頭にてどうぞ。
店頭になき場合は通販もいたしますので
お問合せください。

デイスクユニオン
アマゾン
タワーレコード
名古屋市今池「ワイルドハニー」
京都市「100000tアローントコ」
沖縄「CD屋」の店頭&通販
京都「トランスポップ・ギャラリー」
東京・中野の「タコシェ」
高円寺「円盤」
JET SET RECORDHMV、他でも販売中!



    「壊れたカセットはAOR」/
ダンボール・バット
発売中!(2015.6.25発売)
全14曲(約1時間収録)/1500円+税/見開き紙ジャケット/歌詞・ライナー付き
作詞作曲・録音・ミックス・プロデュース:AMI
ジャケ画:逆柱いみり
CD帯・推薦文:コモエスタ八重樫
解説:岡村詩野、湯浅学
寄せ書き:
小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)、
大田譲(カーネーション)、ホッピー神山
ゲスト・ヴォーカル:
蒼衣スイミング、市場大介(美人画家)、
Miiss Donutfromアメリコ)<敬称略>


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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