2013年4月2日火曜日

スロッビング・グリッスルをツタヤのレンタル・コーナーで見つけて世界の終わりを確信した夜。


 最近このネタばっかりでスミマセン。オレのソロユニット「ネオン警察」のCDリリースの話です。いやね、少しでも話題にしておかないと、ただでさえ売れそうにないCDなんで心配なんです。当分の間、制作の進行状況などをお伝えしつつ、しつこく告知してゆくつもりなのでなにとぞあしからず。
 で、昨晩。最後の大物、音楽ライターの岡村詩野センセイにお願いしていたライナーノートの原稿が、ねばってねばってねばった末にようやく無事に届きました。さっそくツイッターで「岡村センセイからの原稿無事到着。これで鬼に金棒、タワシにスリコギ・・・」なんて書き込んだら、岡村さんから「わたしゃ、スリコギ?」との返答が!ひぇ~!岡村さんには、ボランティア同然で毎度ウチのCDにライナーノートを寄せていただいているわけですが、イギー・ポップだのルー・リードだのといった海外の大物アーチスト相手にフツーにインタヴューとかやっていらっしゃるすごい方ですからね、本来はオレみたいな「小物」のCDのライナーなぞ書いてもらえるハズもないわけで、なんとも有難いこってス。多謝!
 ともあれ、これでカーネーションの直枝さん、突然段ボールの蔦木さん、それと「トラッシュ・アップ」の編集長・屑山さん(今頃書いてくれているハズ)、そして岡村さんと、CDの帯やブックレット内に掲載すべくお願いしていた皆さんからの原稿が全て揃ったというわけです。素晴らしい。あとは、今回、ジャケのデザインを無理矢理お願いしたにもかかわらず快く引き受けてくださった(いや、快くなど思っていないかもしれないぞ!(汗)・・・)「トラッシュ・アップ」編集部の専属デザイナーの嶋田真由美ちゃんが、オレの作ったヘッポコなラフ・デザインを基に、その何十倍も素晴らしいジャケに仕上げていただけるのを信じてただただ待つのみ。オレが自分で自分を撮った今回のジャケ写もまるで鋤田正義が撮ったデヴィッド・ボウイのジャケ(「ヒーローズ」)と見まごう仕上がりになっちゃうんじゃないかと今から期待でいろいろなところが膨らんじゃいます。と、嶋田さんには軽くプレッシャーをかけつつ、みなさんもどうかお楽しみニンニン。
 さて、早いもので、いよいよ今週末の4月6日(土)、我が「ネオン警察」の去年暮れにやった初ライヴ以来のまさかの緊急出動(ライヴ)第2弾!というビッグイヴェントが近づいてまいりました。第一回目のライヴに足を運んでいただいた方も、そうでない方も、ぜひ今週末いらしてください。必見です。いや、大したことをやるわけでもありませんがね、なにせ、次回はいつライヴをやるのかダンボール・バット以上に全く予想不可能ですので、今回を見逃すと次は3年後ってなことも有り得る話ですからね。多分CD発売に合わせた「レコ発」ライヴもやるのかやらないのか微妙なとこですから。それに、今回のイヴェントの企画者でもあり、ネオン警察のCDにもコメントを寄せて頂いている蔦木さん率いる結成36年を誇る日本を代表するアートロック界(?)の大御所バンド「突然段ボール」のステージも見逃せません。オレも突段とはチッタ川崎での「幻の名盤開放同盟」のイヴェント以来ン十年ぶりの再会&共演。楽しみであります。皆の衆、是非っ!!(ネオン警察の出番はPM8:10頃~。ドリンク・軽食持込OK!)
 で、ネオン警察のステージですが、基本はオレの歌(曲によってはSAXやテルミンなども併用)と、ピアノ担当のマリとのデュオによる演奏で、CDにも収録されることになっているオリジナル曲を数曲、それに加えて、あるカヴァー曲を完全にオレ一人で弾き語るションボリなコーナーを大胆にもライヴ冒頭にご用意。オレが一人しんみりと何を弾き語るかは当日のお楽しみとさせていただきます。
 というわけで、たった1曲とは言えお客さんを前に一人で弾き語るわけですからちょっとは練習しないとな、と思い、本日さっそく仕事帰りに新宿へ買い物に出たついでに西武新宿駅の駅ビル内にある某楽器店へ客を装い潜入。目的はピアノの練習(!)。なにせ我が家にはオモチャのようなポンコツ・キーボードはあるにせよピアノと名の付くものがありません。かといって、ピアノのあるスタジオに入って練習するカネも惜しいので今日は楽器店で練習をキメ込みました。なんてヒドイ奴。
 それにしても、この楽器店はピアノ・コーナーが大変充実しています。電子ピアノからグランド・ピアノまで。しかも入りやすく試し弾きがしやすい雰囲気がグー。たまに新宿でのバンドのリハの前などに時間があるとココへ来てポロポロと冷やかし半分インチキ・フリージャズ気分だけは山下洋輔ってな不協和音なぞ鳴らして一人悦に入っているんですが、本日はそのカヴァーするという某曲を鼻歌まじりでしばらくの間弾いておりました。そしたら、ヒマそうにしていた清楚な感じの店員のオネェーさんがそろそろと近寄ってきまして(今までは声など掛けられたことなど一度もなかった)「もっと大きな音出してもいいんですよ。よかったら他の機種も色々試し弾きしてみてくださいね。ウッフン。」・・・いやウッフンなどとはいわなかったが、とにかくニッコリと微笑みながら話しかけられ恐縮。オレのアヴァンギャルドで稚拙なピアノ・テクニックでは音大出身(想像)のオネェーさんを口説くことも出来ず、その後間もなくしてそそくさと店を後にしたのでありました。
 そして、その直後、オレは本気で土下座して謝ろうかと思った事件に遭遇するのです。楽器店を後にして向かったのは、いつもこのブログでクソミソに言っていたTSUTAYA(ツタヤ)新宿店です。だって本当に借りたいCDが全然無いんですもん、店ばっかり広いくせに(しかもCDはボロボロ)。ところが今日行ってみるとなにやら入り口に「新装オープン」の文字が。しかも「日本最大級の品揃え、CD30000枚、在庫拡大」の文字まで。あん?また何ふざけたことぬかしてんだろこの店は?だまされねぇーぞ!と、いつものように期待ゼロのまま重い足取りで4Fの洋楽フロアに向かってみる。今日借りるのは「PIL」と「CURE」と、ええと、あん?あれ?おや?ええ?げげ?ちょえー?にゅえー?ふんぎゃあ?と、オレは目を疑い、口はしばらく開いたまま放心状態でフロア内を右往左往。たしかに在庫量が確実に増えている。しかも、輸入盤の量が半端なく増加されている。ここは「ジャニス」(お茶の水にあるマニアックな品揃えでも有名な老舗CDレンタル店)じゃないよな?あのクソなTSUTAYAだよな?なのにこんなCDやらあんなCDまでもがフツーに置いてあるけど、なぜ?!・・・と、今時こんなもん誰が借りるのかオレでさえ首をかしげるようなマニアック過ぎるCDまでもがワンサカ新たに投入されていたのです。スロッビング・グリッスルだのDAFだのスーサイドだの今までは1枚も在庫の無かったアーチストたちのCDが大量に。すでにそのグループ名を口に出すのも気が引けるキャバレー・ボルテール(!!!!!!)に至っては4,5枚もアルバムが!!セイラーだのスパークスだのビー・バップ・デラックスだののグラム系も新たに拡充入荷されていて鼻水が垂れそうに。チンコのジャケのバットホール・サファーズのインディーズ時代のCDが「面出し」(ジャケを正面に向けて棚に陳列してあること)になってる!!ついに発狂したかTSUTAYA!!いいぞ!!ちょえーっ!!と、取り乱しながらも、オレはレジにいたおばちゃんに今までオレの吐いた罵詈雑言を詫びたいような気持ちになったものです。
 その後、3Fの邦楽フロアを覗くも、残念ながらこちらは従来に比べ大した変化はなし。しかし、洋楽フロアだけでも一見の価値あり。これらの貴重なCDたちが「廃棄処分」になる前にせいぜい借りまくる所存。5枚借りても¥1050円也。しばらくは、オレの「TSUTAYA詣(もうで)」が続きそうです。ふんぎゃ。




★今夜のBGM
白の皮ジャケに蝶ネクタイ。頬にはチーク、髪にはメッシュ。ニューロマ以上ニューロマ未満。本当は全身真っ白のタキシードでキメてビバリー・ヒルズあたりの瀟洒な邸宅のプール・サイドにたたずみたい気分なんですが(ブライアン・フェリー「いつか、どこかで」(‘74)ジャケ参照のこと)・・・。もう観ちゃった方はごめんなさい。今年2月の雑誌「トラッシュ・アップ」との共同企画イヴェントでのわがダンボール・バットのステージの模様から、最後に歌ったオリジナル曲♪「イージー・リスニング、ハード・リスニング」でございます。いい曲だと思いますが、ヒットしますかね?
♪「EASY LISTENING, HARD LISTENING」/ DANBALL BAT('13)

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■次回「ネオン警察」ライヴ情報
※リーダー・AMIのソロユニット
2013年4月6日(土)
八丁堀・七針にて
空のネオン段ボールは突然警察の幸
★PM7:00開場 PM7:30開演
★当日のみ(前売りナシ)2000円 ※ドリンク、軽食持込OK!!
★ライヴ出演(以下出演順です)
①海の幸(突然段ボールのメンバーによる別ユニット)
②ネオン警察(AMI:Vo/テルミン/SAX、MARI:PIANO)
③突然段ボール(結成36周年!!)

※当、ネオン警察はPM8:10頃~の出演です。


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次回「ダンボール・バット」ライヴ情報
2013年5月16日(木)
東高円寺UFO-CLUBにて
雑誌「TRASH-UP!!」+ダンボール・バット共同企画第3弾!!
【ニューウェイヴ天下御免 VOL.3】 ※詳細調整中!
DJ>屑山屑男(編集長)
LIVE>ダンボール・バット、他
PM18:30 OPEN / PM19:15 LIVE START / PM11:00 CLOSED
前売り予約¥2000 当日¥2300
※いずれも別途要ドリンク代500円

お問い合わせは、ここをクリックして専用フォームからどうぞ


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▼ネオン警察1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
2013年6月発売予定/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

 

 

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