2013年2月8日金曜日

放射能オリンピックと千円マイクの宇宙の神秘。


 こんばんは、非国民です。
 通勤途中の地下鉄の車内がエライことになっておりました。まあ、「都営」地下鉄だからいたしかたないと言えばソレまでですが、車内の広告という広告すべてがオリンピックの広告一色に染まっておりました。恐ろしいことです。ここは北朝鮮ですか?都知事の魔の手がこんな地下奥深くにまで!!クソ!!ただでさえこれから始まる会社での一日のクソ労働のことで気が滅入っているという朝っぱらに、さらに追い討ちをかけるような嫌がらせに気分は最悪。
 個人的には、東京にオリンピックなど要らないと100年前から主張してきたわけですが、暴君・石原ナニガシの後を継いだ猪瀬某氏の更に輪をかけたようなイケイケ・ムードの暴走ぶりには目に余るものがあります(もうちょっと“現実的な”人だと思っていたんですが)。やりたい者だけ、呼びたい者だけ、見たい者だけが、“身銭”を切ってやっていただきたいものです。それよりなにより、オリンピックだとか浮かれている前に、血税を優先的にブチ込まなきゃいけない問題が他に山ほどあるんじゃないですか?とにかく有無を言わさず誰も彼も巻き込むのだけはやめてほしいものです。
 しかし、ブライアン・フェリー・・・じゃなくて安倍総理大臣までもが「招致」に意欲を示す発言を国会でしているところを見ると、もう世論は半ば無理やりに“そっち”に傾きつつあるということでしょうか?
 先の、柔道の体罰問題を発端にしてJOCの不祥事が明らかになるや、それが「招致」にマイナスのイメージを与えるとかなんとかと、かの猪瀬某氏は戦々恐々としておるらしいですが、まあ、そんなちっちゃい不安材料以前の問題として、こんな放射能まみれの国に世界中の一体誰が、一体どこの国の選手が意気揚々とやってくるというのでしょうか?オリンピックを東京に・・・などと寝ぼけたこと言うのは、まずは、<放射能除去装置=コスモ・クリーナー>を遥かイスカンダルへ取りに行ってからの話だと思いますが、ドクター中松なら如何に?

  さて、オレのソロユニット「ネオン警察」のアルバム発売に向け、着々と極秘プロジェクト(?)が進行しつつあります。先日も、フリクションやらスターリンのアルバムも手掛けた銀座にある某スタジオへエンジニアの方立会いの下「マスタリング」作業を行ってきました。CDプレス直前の言わば“化粧直し”みたいな作業です。
 まあ、もともとが“屁”のような音源ですので、いくら凄腕のエンジニアの方がやったとしても屁に毛が生える程度がオチでしょう。しかし、その「毛」が馬鹿に出来ないわけで、まあ、屁に毛が生えていたほうが毛がないよりは見栄えはいいかな、と。え?何言ってるんだかわからない?まあ、とにかく、当初はCDなどにするつもりはなくデモ音源として録音しておりましたので、“歌”録りに関しても、近所を走る青梅街道の車のゴーゴーというノイズも気にせずに、自宅の部屋で、全曲千円のカラオケ・マイクで敢行したという、かのローファイ宅録の始祖、フライング・リザーズのデヴィッド・カンニンガム先生もニンマリと言ったとんでもないシロモノ。そのマイクの話をエンジニアの方に話したら苦笑いしておりました。「まあ、“値段”ぢゃないですからね・・・」と。そうよ、値段じゃありません。“ソウル”でしょうよ、と。
 まあ、普通「歌」録りともなれば、プロですとン十万もするコンデンサー・マイクで録音するわけですよ(最近は素人でも機材だけはプロ並みのを揃えてる輩も多数存在)。「オレはこの50万のノイマンのコンデンサー・マイクじゃなきゃ歌えねーんだ、エヘヘヘ。」とアホ抜かすプロ・ミュージシャンの方もいらっしゃるわけです。たいした歌でもないくせに。
 んじゃ、千円のマイクと50万のマイクと聴いたら違いが判るのか?まあ、プロなら一発で分かるのでしょう。いや、小学生でももしかすると分かるかも知れません。いや、判らない奴には全く判らないかもしれません。しかし、そんな問題はオレに言わせればミミズのハナクソとカタツムリのハナクソはどちらが塩辛いか?ってな程度の問題であって、千円だの50万だの面倒くせぇや!そんなもんどっちでもええやんけっ!と、ちゃぶ台をひっくり返して開き直るオレがここにおります。
 千円の無名のメーカーのカラオケマイクに向かって時に絶叫し、時に囁いて、時に噛み付いて、時にナデさすり、救いの無い自作の曲と己の中の無限の宇宙に向かって孤軍奮闘する阿呆がこの地上に一人くらいいてもいいんじゃないかと、青い地球の映像をバックに<スペース・オデティ>を歌うMr.デヴィッド・ボウイも同意してくれるハズです。
 それはオレの負け惜しみかもしれません。多分負け惜しみなんでしょう。しかし50万のマイクで録音された豪華なゴミのようなアルバムもこの世には星の数ほど存在するのも事実です。千円マイクで録られたオレの歌声は、そんなアルバムたちへの怨み節であるとともに銀河を貫くレクイエム、のようなもの。

 南無。


★今夜のBGM★
もうご覧いただいた方もいらっしゃるかと思いますが、さっそく作りました、「ネオン警察」アルバム発売告知CM60秒。仮のジャケットも登場します。あれ?アルバムタイトルは「ネオン警察の世界」の予定じゃなかったけ?と首を傾げた貴兄・・・スミマセン、あっさりアルバムタイトル変更しました。最近読んで感銘を受けた武田泰淳氏の同名の短編小説から勝手に拝借。小節を読めばセルフ撮影による表ジャケに写ってる“建造物”の意味がわかるって仕掛けです。ハイ。



追伸:
▼今月2月20日(水)に東高円寺UFO-CLUBで開催される、雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの共同企画ライヴイヴェント第2弾の詳細がようやく決りました。80sの匂いもそこはかとなく、広い意味での「ニューウェイヴ」というキーワードでお送りする当イヴェント。今回もアイドル(?)からテクノポップまでバラエティに富んだ出演陣でみなさまのお越しをお待ちしております。DJは「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男センセイです。キーボード・レス編成になったダンボール・バットの初ライヴでもありますが、リハーサルも実に快調で、パンク・スピリットに目覚めた(?)新生ダンボール・バットにご期待ください。まことに強力な新曲2曲も投入。是非。南無。


■次回ライヴ情報

「ダンボール・バット」新年第一弾ライヴは2013年2月20日(水)!!
東高円寺UFO-CLUBにて!!
雑誌「TRASH-UP!!」との共同企画イヴェント第2弾!!
【ニューウェイヴ天下御免 VOL.2】
DJ:屑山屑男(TRASH-UP編集長)
★開場:PM6:30 DJスタート:PM7:00 開演:PM7:15頃~
★前売り予約:2000円、当日:2300円 ※いずれもプラスドリンク代(500円)要
★ライヴ出演者(以下、出演順に)
①ゆるめるモ!(PM7:15-)
②fantaholic(PM7:45-)
③ダンボール・バット(PM8:30-)
④虫博士と仲間たち(PM9:25-)
チケットのご予約はこちらからお気軽に!!
▼告知PV



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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/

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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

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