2013年2月28日木曜日

ビリーズ・ブート・キャンプはコントーションズで目まいの夜。


 上の階に住んでるヤツが夜の決った時間になるとドスンドスンと飛び跳ねる音がオレの部屋にまで響いてくるんです。それもリズミカルにかなり激しいテンポで。一応鉄筋の造りだから我慢ならないような騒音までには至っていないのですがとても気になります。どんなヤツが住んでいるのか顔を合わせたこともなければ男か女かも分かりませんが、今さら「ビリーズ・ブート・キャンプ」にでも入れ込んでいるんでしょうか?迷惑な奴です。こちとら昼間の奴隷農場(会社)での馬車馬の如くのハードワーキングでぐったりで、おまけにここんところ残業までさせられて家着いた途端目まいに襲われる始末。まだなんとなく天井と床がグルグルしている気が・・・。そこへ来てビリーズ・ブート・キャンプは勘弁してほしいもんです。
 それにしてもやっとカゼが治ったと思ったのも束の間ですでにヘロヘロでドリンク剤やらサプリやら過剰摂取中。「AMIさん、“肉”とか全然喰わないからダメなんですよ!」なんて言われるのですがそういう問題なのだろうか?でも喰いたくないもんは喰いたくないしな。まあ、いずれにせよ日々命をムダにすり減らし体力をムダに消費し精神をムダに病みながら爪に火を灯すようになんとか生き伸びつつそれでも懲りずにつまらぬロックミュージックを紡ぎ続ける阿呆でございます。
 
 さて、先週の2月20日(水)、東高円寺はUFO-CLUBで開催しました雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットの共同企画ライヴ・イヴェント第二弾・・・<ニューウェイヴご意見無用~VOL.2>は第一回目(去年の10月に開催)を上回る大盛況のうちに幕を閉じたのでございます。主催者としては「赤」を出さずに済んだことがなによりです。お寒い中、ご来場頂いたみなさまありがとうございました。
 そして、この日は我がダンボール・バットがキーボードレス編成になって初のライヴでもあったわけですが、当初の心配も何処吹く風で、おなじみのお客さん、新規のお客さん関係なく、たくさんの方から好評をいただきました。長くこじらせていた風邪がようやく治り、まだ病み上りといった状態で臨んだライヴだったので、ノドのほうも100パーセントの本調子では無かったのですが、ノリのいい客席に煽られるように徐々にヒートアップ、久々に爽快な気分でステージを終える事ができました。
 この日に合わせて新たに投入した新曲・・・「君よルビコンの河を渉れ」と「イージー・リスニング/ハード・リスニング」・・・の2曲も好反応で、色々な意味で手ごたえを感じた一夜でありました。他の出演者目当てに来られたお客さんからも「カッコよかったです!」と、握手を求められたり、オレの吹く屁のようなアルトSAXとこの日の衣裳・・・白いジャケット姿にニューヨークはCBGBでのジェームズ・チャンスの幻を見た、という方や、町田町蔵+北澤組に近い匂いを感じたけど意識してるの?・・・などと、恐れ多いご意見まで頂戴したりなどいたしまして、人間長生きするもんだな、などと大変有難く、また恐縮に思った次第であります。
 ちなみに、オレが影響を受けた(楽器を手にするきっかけになった)サックスプレイヤーはご指摘の通りジェームズ・チャンス(コントーションズ)だったり、ジョン・ゾーンだったり、ジョン・ルーリー(ラウンジ・リザーズ)だったり、阿部薫だったりと錚々たる面子の御仁が並んでおるわけですが、かれこれ10数年も手にしていながら未だにドレミもまともに吹けずもっぱらノイズ発生装置に徹しておる始末であります。そして、さらにご指摘の町田町蔵(町田康)氏ですが、氏のアルバムはほとんどと聴いたことがなく(著書も未読)、最近になって今さらINU(イヌ)の「メシ喰うな」をツタヤで借りて聴いてる始末で、頭からあの<ダムダム弾ダムダム弾ダムダム弾・・・>という念仏のようなメロディがこびり付いて離れないといった状況です。
 話が逸れましたが、この日のライヴを無事終え、結論から言えば、キーボード無しでもなんとかイケるんじゃん、といったような半ば開き直りとも取れる蟻の爪のアカほどの自信というか希望が持てました。もちろん、過去のレパートリーにはキーボードが無いとにっちもさっちも再現困難な曲もたくさんあるわけですが、それはそれ、これはこれで、とにかく今のこの「編成」を楽しむ余裕みたいなものも感じ始めておるいつになく前向きなボクちん。キーボード無しでもOKな曲をジャカスカ作ればいいわけですしね。ジャカスカと!!
 蛇足ですが、この日のステージのオープニングでオレがビニール傘さしながら歌った曲・・・ちょっとしたカヴァーだったんですが気がついた方いたでしょうか?正解は、80年前後に活躍していたドイツのおマヌケ3人組ニューウェイヴ・グループ、TRIOの「ANNA」って曲でした(たしか電気グルーヴもカヴァーしてたハズ)。
 さて、今回の盛況ぶりに気をよくした主催者であるオレは、もう一人の主催者である雑誌「TRASH-UP!!」の編集長の屑山さんにさっそく第三回をやりましょうと半ば強引に説得し、なんと早くも次回第三弾の日程を決めちゃいました。週末はハコ代が高いんで次回も平日ですが、悪しからず。
 今回も、屑山さん選曲によるおニューでウェイヴなDJを挟みつつ、アイドルからエレポップから得体の知れないバンドまで多種多様な出演者でお送りしたわけですが、次回も引き続き、イヴェントタイトルの「ニューウェイヴ天下御免」に恥じぬ選りすぐりのニューウェイヴ野郎を取り揃えてお送りする所存でありますのでご期待ください!!・・・って言っても、ほとんど、編集長に任せっぱなしでオレはほとんど何もしていないんですがね!!スミマセン屑山さん!!
 とか何とか言っているうちに、ダンボール・バットの次回ライヴは3月24日の日曜日に同じく東高円寺UFO-CLUBにて、お店の企画に出場します(詳細は下記)。対バンで元デキー・ド・ザエモンズのアベ・ジュリー氏なども出ます。お楽しみに。
 そして、オレのソロユニット「ネオン警察」のまさかの第二回目のライヴもなんだかんで来月、4月6日(土)に迫ってまいりました。知る人ぞ知る八丁堀にある「七針」というセンスのいい出演者が多数出ているハコに一度出てみたいな~などと思っておったら、突然段ボールの蔦木さんから、じゃあ、イヴェントやるんで一緒に出ませんか、などとなんとも有難いお誘いを受けまして、“ダン(段)ボールつながり”でこりゃいいやと、出演する運びとなったわけでありまして、この日は、昨年暮れにやった初ライヴ同様、オレは歌に徹し、伴奏はダンボール・バットのライヴでコーラス嬢としても参加してもらっているBLACK&BLUEのMARIがピアノを担当してくれます。歌とピアノによるアコースティック・セットでたまには苦い酒でも舐めながらシンミリとしてください(この日のライヴは飲み物・軽食持込自由だとか)。
 そして、この春発売予定!!とさんざん告知しているその「ネオン警察」のアルバム。一体いつ出るんだ?との問い合わせが殺到・・・するハズもなく、粛々と水面下で現在制作進行しております。まあ、焦って出しても仕方ないので、スミマセン、もったいぶってちょっとだけ延期します。春でなく6月にずれ込む予定です。北朝鮮から核ミサイルが飛んでくる前には出したいと思っておりますが、もう少々お待ち下さい。さらに、そのCDの「帯」には、もしかすると“凄い方”からのコメントが頂戴できるかもしれません。中身が無い分、“見てくれ”で誤魔化そうっていういつもの姑息な作戦です。


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▼今夜のBGM▼
“ハーヴェスト”なファンやらクレイジーホースしかオレは信じねぇ、って方たちには全く無用のアルバムなのかもしれません。一聴すると滋味もぬくもりもないような素っ気無いまさに80年代特有の音作りは今の耳で聴くと正直痛みを伴う。が、その痛みさえも心地よさへと変換できるのがオレの体質。いや、ニール・ヤングのアルバムに限らず、コアなファンが毛嫌いするアルバムほど興味津々という変態趣向があるかもしれません、オレには。同系のヘッポコ作「トランス」ともまた違った次元に体が捻じ曲がったままモザイク処理されたようなニューウェイヴ感。白い蛍光灯の下の造花のようだがその葉脈にはちゃんと水も血も流れていたというような太さ。スティーヴ・ジョーダンによるドッタンバッタンしたドラムに豪快に切り込むギターとヒヤリとしたシンセ音が、奇しくも同年にリリースされたPIL(パブリック・イメージ・リミテッド)の「アルバム(コンパクトディスク)」を連想させたりもする。さらに本曲ではサンフランシスコ少年合唱団が異界より援護射撃。爆音で再生→怒→涙→悟り→死。
 ♪TOUCH THE NIGHT / NIEL YOUNG('86)
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■次回「ダンボール・バット」ライヴ情報

2013年3月24日(日)
東高円寺・UFO-CLUBにて
【或る夜の出来事】
★開場:PM6:00  開演:PM6:30
★前売り予約:2000円、当日:2300円 ※いずれもプラスドリンク代(500円)要

DJ:イクマンテ
★ライヴ出演者(以下出演順に・・・)
①アクサンテギュー(from 前肩)
②アベ・ジュリー(exデキシー・ド・ザエモンズ)
③ソフトレスラーズ
④郷ひろし&友美
⑤ダンボール・バット(PM9:10頃~)
⑥BARKINS
チケットのご予約はこちらからお気軽に!!

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■次回「ネオン警察」ライヴ情報
※リーダー・AMIのソロユニット
2013年4月6日(土)
八丁堀・七針にて
空のネオン段ボールは突然警察の幸
★PM7:00開場 PM7:30開演
★当日のみ(前売りナシ)2000円 ※ドリンク、軽食持込OK!!
★ライヴ出演(以下出演順です)
①海の幸(突然段ボールのメンバーによる別ユニット)
②ネオン警察(AMI:Vo/テルミン/SAX、MARI:PIANO)
③突然段ボール

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▼ネオン警察1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
2013年6月発売予定/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))

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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

 

 

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