2013年2月18日月曜日

アンダーヘアをカリアゲにし若松孝二に怒られたニューウェイヴな夜。


質問>あと二十四時間しか命がないと分かったら、あなたは何をしますか?

答え>憎い奴を殺して歩く。

(「若松孝二 全発言」<河出書房新社・刊>収録「アンケート70」より抜粋)
 
  不必要に馬鹿デカいボストンバッグを持って会社に通勤しておるわけですが・・・あ、オレの話です。最近はPV作りのネタ集めや今度リリースする自分のソロ(ネオン警察)のCDのブックレットに載せる写真のネタ集めのため動画も写真もOKな小型のデジカメやら、さらにいつでもセルフ撮影が出来るようにとちょっとした変装の小道具(タレサンetc)などをバッグの中に忍ばせておりまして、それに加えて今読んでる本・・・つい先ごろ亡くなった映画監督の若松孝二氏(2012年没。一般的には“ピンク映画の巨匠”だの、連合赤軍との関係がどーのだのといったスキャンダラスな部分ばかりが取沙汰された・・・)が生前に発言した言葉や雑誌に寄稿した文章などをまとめた著書「若松孝二 全発言」などという善良な世間様からすれば物騒極まりない本を“お守り”のように一緒に持ち歩いておるわけで、そんな中、会社帰りにフラっと夜の新宿などに立ち寄りカメラ片手に裏路地などをうろつけば、挙動不審な怪しい風貌の中年男が一人こんなところでなんぞや?盗撮か?などと怪しまれるのは火を見るより明らかで、「ちょっといいかな?」などと職質もされかねません。そのうえ、「ついでにそのデカいバッグの中も見せてもらえるかな?」などと切り出され、カメラだけならまだしも、変装道具は出てくるし、極めつけが若松孝二じゃあ、とくにリアルタイムでアノ時代・・・連合赤軍とか知ってるような年配のオマワリさんだったりした日にゃ、そりゃあ余計にヘンな勘ぐりもされかねますまい。ハハハハ。
 で、只今、かの著書を読みながら監督自身のその不屈のアウトロー魂と何者にも束縛されない自由な精神に心打たれておるわけですが、よくよく考えてみれば今まで一度も監督の作品をろくに観たことがないというどーしようもない事実にブチ当たり、我一生の大不覚と懺悔中。「十三人連続暴行魔」という作品ではオレのサキソフォンの師の一人でもあるかの阿部薫氏も出演ならびサウンドトラックを担当しているというではないですか!!。JR高円寺駅北口に昔からあるマニアックなレンタルビデオ屋に確か氏が監督した映画のビデオがたくさん揃っていた記憶がある。さっそく久々にその店を訪ねてみることに。店が潰れていなければいいが・・・。   
 それにしても、はたして、自分にあと二十四時間しか命がないと分かったらオレなら何するんだろう?オレのような屁っぷりな腑抜なぞ、おろおろして泣きわめくばかりで何もできないのだろう、どうせ。しかし、今は違う。監督のスピリットを胸に刻んで、せいぜい憎い奴を殺して歩きたい気持ちで一杯です。アイツとアイツと、ええと。

質問>あなたにとって、モラルとは何ですか?

答え>なし。

(「若松孝二 全発言」<河出書房新社・刊>収録「アンケート70」より抜粋)


 さて、馬鹿はカゼひかぬと申しますが、数年ぶりに本格的なカゼを患いこれがなかなかしつこくって、かといって昼の奴隷仕事を休むわけにもゆかず馬車馬のように働いた後ダルい体を引きずって夜は夜でバンドのリハのためスタジオへ出かけて行きメンバーにうつっちゃいけないとマスク装着したまま瀕死のミイラよろしく椅子にもたれかかってマイク片手に声を絞り出すもマスクしたまま歌うのってこんなにしんどいの?ってな具合で酸欠寸前で脳震盪(のうしんとう)起こしそうになったりしておったのですが、大量の薬物にドリンク剤の摂取が功を奏したのか昨日あたりからようやく回復してまいりまして、なんとかあさって20日・水曜日の雑誌「TRASH-UP!!」との共同企画ライヴ・イヴェントに参戦できる運びとなりました。
 しかも、今度のライヴは、当「ダンボール・バット」がキーボードレス編成になって初のライヴとなります(ちなみに、他のメンバーは変わらず、コーラス隊含む7人編成で臨みます)。
 去年の秋の、キーボードレスになってから初めて入ったスタジオでのどんよりとした気分のリハーサルを思い出します。それまで鳴っていて当たり前だった鍵盤の音が一切聴こえないという状況に、なにかバンド・アンサンブルのド真ん中にすき間風が吹いているような寂寥感と心もとなさを感じ今後のバンドの行く末を強く案じたものですが、今は違います。この編成に面白みさえ感じ始めています。まあ、足りなければ足りないでなんとかなるもので、いや、足りなければ足りないでなんとかしようという、言うなれば、胃が無ければ消化できねーよじゃなくって胃が無いんだったら肺とか心臓とか使ってでも消化してやろうじゃねーかっていう生物が本来持っているタフなサヴァイヴァル意識が無意識のうちにメンバーの中にも広がり出したようで、実質音数は減っているのに聴感上は以前に増してアンサンブルが強化され一体感が増したような気さえしています。ギターは今まで以上に艶っぽく主張し、歪み成分を倍加させたベースは厚みを増し、ドラムはよりタイトにたたみ掛け、コーラス隊の声もナマナマしく響いてきます。  そして、初めのうちは不安でしかなかったアンサンブルの「すき間」が、今は逆に、ほど良い緊張感というか空気感を演出するいい材料になっているのでは?、とも気づいたのです。曲によってはかなりのスカスカっぷりで、サウンドや世界観は勿論違いますが、初期のB-52‘sあたりにも通じそうなキッチュさもにじみ出てきました。いやはや、何事もポジティヴシンキングですな。  そして、今回、キーボードレス編成用にと新しくオレが作った新曲2曲も予想以上に今のバンドにフィットし素晴らしい仕上がりで今度のライヴの見せ場でもあります。  メンバーの衣裳もちょっと楽しみです(オレもまだ知らない)。イヴェントのテーマが“80‘sニューウェイヴ”ですからね、「ニューウェイヴな格好で頼む!!」とはメンバーに一応言ってあるんですがね、さてどーなることやら。とにもかくにも、みなさんも、カリアゲにテクノカットに竹の子ファッションにウォークマン装着してローラースケートはいてあさってのイヴェントへ是非お越し下さい。当ダンボール・バットの出番はPM8:30頃です。

★今夜のBGM★
雪の積もった翌朝のキラキラ光る朝の光に目を細めベッドの中でアナタと聴きたい我が青春の1曲にしてニューウェイヴの金字塔的アルバム。20年近くぶりで買い直し、毎日のように聴いています。もうこれからは逃げも隠れもしません。オレのルーツはやっぱり「ニューウェイヴなのだ!」と、強く確信したのです。 your silent face / new order('83)


追伸:
▼今月2月20日(水)に東高円寺UFO-CLUBで開催される、雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの共同企画ライヴイヴェント第2弾の詳細がようやく決りました。80sの匂いもそこはかとなく、広い意味での「ニューウェイヴ」というキーワードでお送りする当イヴェント。今回もアイドル(?)からテクノポップまでバラエティに富んだ出演陣でみなさまのお越しをお待ちしております。DJは「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男センセイです。キーボード・レス編成になったダンボール・バットの初ライヴでもありますが、リハーサルも実に快調で、パンク・スピリットに目覚めた(?)新生ダンボール・バットにご期待ください。まことに強力な新曲2曲も投入。是非。南無。


■次回ライヴ情報

「ダンボール・バット」新年第一弾ライヴは2013年2月20日(水)!!
東高円寺UFO-CLUBにて!!
雑誌「TRASH-UP!!」との共同企画イヴェント第2弾!!
【ニューウェイヴ天下御免 VOL.2】
DJ:屑山屑男(TRASH-UP編集長)
★開場:PM6:30 DJスタート:PM7:00 開演:PM7:15頃~
★前売り予約:2000円、当日:2300円 ※いずれもプラスドリンク代(500円)要
★ライヴ出演者(以下、出演順に)
①ゆるめるモ!(PM7:15-)
②fantaholic(PM7:45-)
③ダンボール・バット(PM8:30-)
④虫博士と仲間たち(PM9:25-)
チケットのご予約はこちらからお気軽に!!
▼告知PV



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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/

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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

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