2011年9月6日火曜日

美術館でなくロサンゼルスで会った人だろ。



雨がパラついたかと思うとすぐにやみ、しばらくするとまた降り出す。低く垂れ込めた雲の間から時たま白茶けた空が顔を覗かせ今にも消え入りそうな薄陽が濡れた家々のトタンや瓦の屋根を照らし出す。今日の天気は実に気分屋です。そして、なんだかいつもより時間がゆっくり流れているような静かな午後であります。そんな光景を窓辺に見やりながら、ぼんやりモーツァルトのレクイエムなぞをステレオセットで聴きつつ季節の移り変わりを厳かな気持ちとほんの少しのしんみりとした気分とともに感じ取っていたところであります。こんなレコード聴いていると普段神様だの宗教だのとは無縁なオレの目にも、遠く南の空の雨が上がって明るくなった空の雲の裂け目から天使がゆっくり降りてくるのが見えたような気がします。天使が見えた?幻覚?あん?どうやらオレもとうとう発狂してしまったようです。おお、天にまします我らが父よ!!南無阿弥陀仏。いずれにせよ、こうしてひと雨降るごとに一歩また一歩と秋が近づいてくるのでしょう。ソー・ロング・夏。ウェルカム・秋。


さて、さきほど、近所のスタジオから帰ってきたところであります。前回の日記にも書いた通り、ニューアルバムに追加収録するためのインスト小曲の為のオーバーダビング作業をウチのギターのサムソンと二人で2時間ほどこもってやってまいりました。オレがあらかじめ打ち込みで作っておいたデペッシュモードだとかYELLOの1stあたりのような触感のチープなエレポップ風のオケにエレキ・ギターとオレのアルトSAXを重ねてみたわけです。サムソンには『特捜刑事 マイアミ・ヴァイス』(1984年~の一番最初のシリーズ)とかで流れていそうな80's風BGMのその中で鳴っていそうなギラギラした下品な音色のギター(ここでの「下品」とはホメ言葉です・・・)で弾いてくれと注文。かなり歪ませた音にデレイをかませ、わざわざマーシャルアンプから音を出し、意味があるのかご丁寧にマイク2本(1本はアンビエント用)を使って収録。なんともハードなギタープレイで、曲の後半はほとんどクワイエット・ライオットもビックリなヘヴィーメタル風情に!。思い起こせば、20数年前、オレと出逢った頃のサムソンはバリバリのヘヴィメタ大好き野郎でありましたっけ(かく言うオレはバリバリのテクノポップ野郎でしたっけ!)。サムソンのそんな昔の血が、古傷が、カラダの奥で目覚めたのでしょう。ナイスな演奏が収録できました。そして、さらにそこに、普段まともにメロディを吹いた事がないオレがアルトSAXを持ち出し今回メロディ「らしき」ものを吹いてみました。4テイクほど録り、イイ部分だけつなぎ合わせてなんとか完成。リヴァーヴを深めにかけ上手くごまかせばなんかそれなりな実にムーディーな演奏に聴こえるから不思議です。「なんとなくクリスタル」と言いましょうか、SAXが入ったことでよりアーバンな雰囲気が出てきました。〆(しめ)として、アルバムの最後に持ってくるにはおあつらえ向きのナンバーかもしれません(ボツになったらゴメンナサイ!)そして、このインスト聴いてイメージするのは夜の都会。しかも、ロサンゼルスあたりの夜です。L.A.ざんす!三浦和義ロス疑惑!(古っ!)そこで、曲名も「L.A.●●●●(なんとか)」・・・みたいにしようかと考え中。曲名考えるのは楽しいのですが実に悩みどころでもあります。それにしても、マイアミ・ヴァイスみたいなギター弾いてくれとか言っておきながらロスです。っていうか、マイアミとロスの位置関係すら分かっていませんから。ロスがアメリカ大陸の西にあるのか東にあるのかさえ分かっていません。まあ、そんなこと曲を作る上では大した問題ではありません。日本をイメージした曲を作っておきながら曲の最後に必ず中国の「ドラ」の音をゴーンとか入れちゃう阿呆な白人と同じです。ともかく、日本から一歩も外へ出たことないくせに世界中を勝手にイメージするのが大好きなボク。貧乏人の妄想癖、恐るべし。

本日のタイトル、P-MODELの曲とは何の関係もありません。



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▼今夜のBGM▼
曲の後半、ススキ野原の枯れススキが風の中で血まみれで歌っているような痛々しくもそれでいて腹のすわった歌唱にいつも心奪われるボクです。秋の夜長に水の味しかしない薄い水割りを舐めながら聴いてください。小雪の作ってくれるハイボールなんか飲んでも決して何も分かりゃしない。アイム・ザ・ワン。それは、私自身が宇宙と解いている。
♪I'm The One. wmv / ANNETTE PEACOCK ('71)


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