2009年10月18日日曜日

さらばメケメケ。

某中古レコード屋の店内にて♪「帰ってきたヨッパライ」が大音量で流されておりました。追悼してんのか馬鹿にしてんのか歌詞の内容とも相まって全然シャレにもなってませんでした。お洒落で知的で汗もかかないヤサ男。一日三食フランス料理喰ってんじゃねーか(まさか!)・・・ってのがオレの加藤和彦のイメージ。そんな彼の人の最期にしては最も似つかわしくないヘヴィーなフィナーレに軽いショックです。特に熱心なリスナーではありませんでしたが、日本のROCKの創成期でもある70年代前半には、サディスティック・ミカ・バンドを率いて単身イギリスに乗り込み、ロキシーミュージックの前座を務め、かのクリス・トーマスのプロデュースでアルバムをリリースしたっていう「偉業」だけでも個人的に尊敬に値する人物であります。フィルターを通したようなまろやかでビブラートの効いた歌声も独特でありました。

加藤和彦の歌う曲で何か1曲リクエストを・・・と言われたら、敢えてオリジナルではないこの曲をお願いします。オリジナルはフランスのシャンソン歌手、ジルベール・ベコーの手によるもの。それに丸山明宏(現:美輪明宏)が日本詞を付けて歌い昭和30年代に大ヒットした曲。加藤和彦はドクター・ケスラーという変名を使いこの曲をカヴァー(演奏はムーンライダーズの面々だったような・・・)。そのヴァージョンはご存知伝説の(?)<スネークマン・ショー>(1981年)に収録されているわけですが、このどこか懐かしいようなそれでいてモダンなアレンジの加藤和彦ヴァージョンが好きで、ついに自分でも歌いたくなり、以前、自分のバンド「ダンボール・バット」のライヴでも何度か歌った経緯があります。

それでは、このへんで、合掌にて。

▼「メケメケ」/ドクター・ケスラー(加藤和彦)



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【ダンボール・バット次回LIEV予告】

11月1日(日)渋谷「青い部屋」にて

http://www.aoiheya.com/

※詳細近日UP申します。


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▼ダンボール・バット最新ライヴ映像
♪「ヨーソロー(奴隷船)<作詞作曲:AMI>
(DRIVE TO 2010鈴木慶一プロデュース・ナイト/2009年10月9日)




▼ダンボール・バット最新オリジナルPV

▲Dry Fruits, Dry Sun(作詞作曲:AMI)/演奏:DANBALL BAT

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